一般的な繊維製造工程と繊維工業用助剤

- TEXTILE INDUSTRY -

一般的な繊維製造工程において弊社製品がどのように関わっているかをご紹介します。

製糸

ソルゾールLS

シルキストSO

繭を煮繭して数粒から生糸を作る工程。繭を煮ることによりセリシンを緩め繰糸し易くする。自動繰糸で小枠に繰り取った後、大枠に綛揚しやすくするために、小枠に浸透剤(枠湿し剤)を施す。

撚糸

エマノールL-505

リスコールA-7

生糸数本から数十本を合糸し、撚糸機で撚り合わせる工程。和装の代表格である縮緬は数千回/mの撚糸を横糸に打ち込みボリューム感とシボ立ちを表現する。生糸の段階で下漬け処理等で給油する。

集束

ワーポンPA

シフトSK

ローゲルC-20

経糸の抱合性を高める工程。織機の摩擦抵抗により毛羽、キズの発生を防止するために、平滑剤、糊剤、ワックスなどで保護する。

精練

ホフナールSL-OV

ホフナールL-MS

前練織物では綛状の生糸又は撚糸はハンクダイイングマシーンで、チーズはチーズ精練機で短時間精練をする。後練織物は組織が緻密になっているので数時間吊り練りをする。

染色

スーパーソイレスG

平安地入糊N

糸染めは精練同様、ハンクダイイングマシーンやチーズ染色機で行う。フィブロインの剥離によるスレに注意が必要。
後染は精練された白生地を浸染、捺染、引き染等により行う。

仕上げ

ソルゲルS-880

ハイラスター

前練織物では次の製織工程のために、糸染め後に仕上を行う。後練織物は柔軟、艶出しなどを目的に適宜処理をする。